女性の為の観相学・色白は七難隠す(2)@頂光★ヒールエナジー

色白は七難隠す。
と言う「ことわざ」がありますね。
ある化粧品メーカーの会にて手元資料を見ながら
「色白は七難隠す=ことわざ」が頭の中をグルグル。
一時期某化粧品メーカーのホワイトニング化粧品事件からこの関心は変わるか?
と思っていましたが、
世界・日本比較を見て(去年の年間化粧品売り上げランキング)色白文化は根が深い。
数字で再確認でした。


「七難」仏教用語にありますね。
・火難
・水難
・羅刹
・刀杖難
・鬼難
・枷鎖難
・怨賊難
観相学は元を正せば仏教を広める際に達磨大師が方便とし創案したもの。
顔色の学習の際に以前は、
○難の言葉でも伝えていた時期もありました。


色白。
観相学が日本で爆発的なブームになるのは平安時代
麻呂顔で有名ですが、
12・13歳頃の男子は元服そして女子は裳着の成人後、
白粉を塗り始めたそうです。
後度々白粉の話は歴史とともに現れます。


大人になると化粧をする。
白へのこだわり。
歴史からくる価値観と記憶。
民族的要素もあると思っています。


人は皮膚から印象を見ています。
皮膚の衰えでその人の年齢や状態を見ます。
化粧はその上で外観を何とかしようから生まれた。
と言われています。


皮膚の衰えを何とかして年齢や状態をよく見せたい。
その願望が今の美容に繋がっていると思いますが、
年間売り上げの比較。
世界はトップ10中5つはエイジング関連。
日本はトップ10中5つはホワイトニング関連。


「なぜ化粧品を使いますか?」
答えの優先順位で、
選ぶ物の優先順位で、
若さ老いに対する価値観。日本人的感覚の人なのかそうでないのか。
そんなこと分かるかもしれませんね。


ちなみに顔・観相学では急所に「難」の勢いを見る事ができます。
知るからこそ伝えることができ、
結果「難」の勢いを弱め緩和する事もできます。
美色の色白はその要素の一つです。

ちなみに私はホワイトニングよりエイジングの物を使用し
必要な血色を肌に促しています。(笑)

観相学と緩和ケア・心の態度を変える(5)@頂光ヒールエナジー

沢山の出会いの中でも印象に残っている
40代前半。
ある男性患者さんの話です。


「心の態度を変える場合がある」
ある場所でこの事を話す予定で、その事もあり、
この話をここでも残しておこうと思いました。

「私の写真を使って下さい」
「私はもっとケアを受けたい」

という男性患者の代弁者になり、
京都滋賀の医療者の研究会で発表後、
「そんな意見があるのなら」と、
ボランティアを受け入れようという先生の理解が増え、
当時、地方ではいち早く滋賀県内に、
ボランティア活動の場が広まったと記憶しています。

この男性の顔の目立つ所。観相学では「丸目」
丸目とは現実主義の人。
「今・ここ」と身近なものに焦点をあてる事が得意な人。
その事を幼い頃から数多く行ってきた人。

苦しみ・怒り・辛さで、その丸目が更に開き、
四白眼で迫るように、
苦しみ・怒り・辛さの感情を出す人でした。

三白眼とは目の中に白い箇所が3つの事。
四白眼とは目の中に白い箇所が4つの事
そしてこの方は丸目。
仁王門に居る仁王さんの目の開きに似た形相でした。

背景に、
結婚を誓う婚約者がいて、
そろそろと思う時に癌になり、今ある姿でした。

今の姿とは、
足の浮腫みが末端にかけ強く、
弾性ストッキング・バンテージも効かず、
歩けずの姿。

10年以上前の話ですから
今程薬が進歩していない頃で、
浮腫む姿を「醜い」と言い、
「この醜い姿を、自分を、婚約者に見せたくない」と言い、
思いとも戦っていた人でした。

「こうありたい  でも今は  こうである」
この矛盾した思いを抱く事・時は
病気がある・ない・拘らず
どんな人にもあるものです。

人に「思い・願い・価値観」がある以上
抱く事がある、抱く時がある
そのズレが大きくなるほど苦しみは大きい。

この男性は、苦しくなる、感情が出る、と共に目が丸く大きく開く人でした。

次まで2週間待たないといけない。
「待てない」
男性は怒りをぶつけてきます。
「なんでもっと来てくれないんだ」
「彼女に少しでもいい姿で会いたい」
苦しみをぶつけてきます。

当時ボランティアは私一人でした。
「この取り組みは始まったばかりで、
貴方の望みをかなえるには活動を理解してもらう必要がいる」

そのやり取りから
「私の写真を使って下さい」となり、
「醜い」といっていた足の「写真を撮れ」と指示し、
自分から行動の形態を変え、
浮腫みの緩和を支えるスタッフとのコミニケーションの形態も変わっていきました。

行動の形態を変える事は
相手との関係が変わる
自分を取り巻く雰囲気が変わる
自分の感情が変わる。

短い時間でしたが、
実際に男性が病室で過ごす雰囲気は変わり、
感情が変わるから顔も変わっていきました。

目をむく表情も無くなっていきました。

そして先生が尽力し、
声をかけ人数は増え、
2週間待たないでもケアが受けれるようになり、
一時期は全国でもボランティアが一番多い病院とまでなりました。

実際結婚には至りませんでしたが、
婚約者との時間、愛犬との時間を過ごす事も出来ました。


この方から私は1つ学びました。
人は動かせない
でも人は動く
そこに別の未来があれば。

この人には具体的なイメージがありました。
こういう姿で足で彼女に会いたい。
目標を達成するために賛同者を動かし障害を取り除く事をした。
偉業です。
それは全て「心の態度を変える」から始まった。
心の態度を変えると周りも変わり不思議と顔も変わる。
その事を体験、そして実感した思い出です。

観相学とは心の動きに遡り考えた学問です(1)@頂光★ヒールエナジー

理学療法士作業療法士・看護師・セラピスト。
専門的な浮腫みのケアを更に知りたいと思う人が門を叩く場所。

日本DLM技術者会
www.ajpdlm.org

インストラクター講習初の(変わった)取り組みとして「顔」の時間を頂きました。

コミニケーションにおける顔。
観相学を通して顔の事を知ってもらう時間です。

「顔は自分の物」としての認識がある人は多いのですが、
「顔は相手の為にもある」の認識はあまりない。

顔があるから誰だかわかる。
表情があるから表現できる。
伝える力・伝わる力。
この力の強弱も顔の果たす役割は大きい。

顔はコミニケーションに影響を与えます。

私は緩和ケアで
「喋れない・見えない」状況の親や家族に
寄り添う家族さんを何人も見てきました。

その際皆さんそろっておっしゃる事。
「ああ楽なんだわ」
微かな変化を顔から読み取りおっしゃるのです。
その顔を見てご自分も楽になられるのです。

嬉しい顔。リレーするのです。

「以心伝心」
顔というその人を表すメディアをしっかり見ているからこそ出る言葉。

意識して見ている。
いつも顔を見ているから
発するものが小さい状況でも大きくキャッチできる。

常に援助する状態で構えている。
援助的コミニケーションをいつもされているからの「なせる業」だな。
と思っています。

援助的コミニケーションとは
「相手の苦しみを軽くする・和らげる」コミニケーションの事です。


顔とは不思議で「今こう言う状態」と無言で相手を説得します。

「言葉は30%の説得力があるが顔は70%の説得をする」
という無声映画にこだわったチャップリンの言葉。
こんな経験・体験があり「的を得た言葉」だなと講習会冒頭でも紹介しました。


顔は70%の説得をする。
約10年ぶりにお会いする先生のお顔を見て、
「ああ、そうだった。
色々な学校や色々な先生がいる中で、
この(顔の)先生から習いたいと思ったのだったな」と
当時門をたたいた頃の事を、
お会いし変わらないお顔を見、
話をしながら思い出していました。

日本DLM技術者会
www.ajpdlm.org
(face bookもあります)


「コミニケーションにおいて顔は影響を与える」
「無意識に意識的に人は顔を見る」
を体験してもらう。
顔の事知る事で
其々の「何かのきっかけ」にしてもらいたい。
と構成した講習会でした。

女性の為の観相学・鼻と幸せ(1)@頂光★ヒールエナジー

そろそろ結婚を考える男子に写真をみせられ「結婚相手にどう思う?」と
「失敗をしたくない」気持ちからなのだなと
お相手の顔を見る事があります。

当方のブライダルでは開運顔を造ること。
式近くになると必ずコースの中にて行っています。

観相学では観る・行うどちらとも結婚に「鼻」を重視しています。
「嬶(かかあ)殿下」って言葉は深い言葉としてとらえています。

幸せを引き寄せるか?
引き寄せられる状態にあるか?
兆しを見るに重視する場所でもあります。


女性の鼻は夫の運命をも支配する。
女性の鼻は妻の座=夫の運を意味すると言われる所。
良相を妻にすると運が好循環になる。と言われ、
高い鼻ではなく良い鼻。
観相学では鼻に「健康と金運」を観、手当てをします。


「開運の兆し」

今年参院選の話がありますね。
昔の例ですが選挙演説をしている姿を追ったニュース特集を見ていて
「次はこの人が総理大臣になるな」
と思った人がやはり総理大臣になっていました。
演説を聞き「素晴らしい」と思ったのではなく、
鼻に出ていた現象・兆しを見、
他の候補者と比べそうなると思ってました。
観相学でいう「年寿」が厚く幅が広く色艶が良い状態だったからです。


「福顔」
・五岳が高く肉厚が豊で丸みがあり整っている→財運がある。
*五岳とは顔の中で出っ張っている額・両頬・鼻・顎の事。
・顔の三停が長さ均等であると一生衣服と俸禄に事欠かない→その人の生涯はそれほど起伏の無い穏やかなもの。
*三停とは顔を三分割した状態の事。
・顎が下膨れ→長寿にしてめでたい。
動きのある明るい顔がベースに
この3つをもつ顔の人→地位は百害をも越え金銀財宝は自ずと増大するといいます。


「おかめさん」

・三平二満→延命息災のおめでたい相。
*五岳の内額・鼻・顎3つが平たく両頬が肉厚で豊かで丸みがあり整っている。


美人=鼻が高い
鼻の高い美人が必ずしも幸せか・・・というとそうでもない気がします。
美しさと幸せ。
セットのようですが必ずしもそうではない。

結婚は育み。
幸せ・引き寄せ・再生を循環していくことが育みには必要で、
健康でスタミナがあり活力富むが恵みの基礎になる。
高いより大きく肉厚なほうが幸せになる。

ご自分に合う人は見方を変えると「好み」以外でも案外見つけられるものです。

2010年生まれの健康な多くの子供は100歳以上生きると予測されています。
私達世代もこれからますます寿命は延び今より長く働く人が多くなる。
生きている事が長くなる予測がされているから、
長く健康に幸せに生きるには鼻が重要な意味を持つ。
そんなふうに思って選択肢を広げ
お相手をみつけて頂けるといいなと思います。

緩和ケアと観相学と眉(4)@頂光★ヒールエナジー

緩和ケアに来てすぐの頃は何事も前例がなく手探りで行う日々が続いていました。
その頃30代前半の女性患者さんが教えてくれた事は今も私の基準の1つとなっています。

今日は眉の話です。

「眉を曇らせる」と言うことわざもありますが
眉は様々な事を察知しセンサーのような事を行います。

彼女は若くそして様子がよくわかる眉の動きをする人でした。

「ずっと腰が痛くて」
「痛いから整骨院でいつもマッサージをしてもらっていた」
「痛くて治らなくておかしいなと思って」

お会いした時は痩せてお腹が腹水で張っている状態で
「辛いし寝れないし」
彼女の眉間は力が常に抜けない状態でした。

その姿をお母様は心配そうな顔で見守るしかない。
その様な状態でした。

緩和ケアでお会いする多くの人は
眉間の力が抜ける
呼吸が深くなる
頬の色がよくなる
そして表情の変化が現れるという流れがあります。

彼女の時は眉間にくっきり深く入った紋
観相学では皺のことを紋と言います)
の緩和と共に腹部の縦揺れが激しく動き
腹式呼吸とともに眉間の紋が無くなっていきました。

「寝れない」
と言っていましたが今深く寝れている。

腹式呼吸がしっかりできた副産物で
腹水で腫れたお腹が少し小さくなりパジャマが緩みます。

深く寝ているので本人はまだその事を知りません。
でもお母様はその様子を見ています。

「険しい顔ではなくなっている」
「寝てる」
「お腹周りが小さくなっている」

寝姿の娘を見てお母様の顔が緩みます。

本人が目を開けて
「お腹が小さい」と歓喜され
お母様は頷いておられます。

当時は酸素の値を前後測定していました。

紋の無くなった顔で測定すると
数値は心配のない範囲に変化していました。

それを見てお母様は娘に見えない場所で安堵の顔になり
でも崩れられないと言わんがばかりに
眉をハの字に口は一文字
その場を踏ん張っておられました。

初め私も彼女もお母様も全員眉に力が入っていました。
途中から連鎖で眉の表情が変わりました。
リレーするように三人とも。

「少しでも長く元気でいてほしいと思っています」

患者さんのご家族さんからよく聞く言葉です。
背景に患者さんは倦怠感や辛さがあり
それを家族は見ています。
そして家族も緊張し疲れています。
家族に1人病人があると家族の営みのリズムが変わります。
1人1人が頑張るになるし頑張るがしんどくなる。
又その事を病気になった側の人はよく見ています。

傾聴をするとその事がよくわかります。

力を抜いた顔創りをしてから私は病室に入るようにしています。
病室前の消毒液を手にする時
眉を外に伸ばし眉間を緩めてから入るようになったのは
彼女が顔と体の関係を数値で教えてくれたからです。

顔はイメージ。
そのイメージを相手は見ている。
そしてイメージは感情面に影響を与える。

自分の顔は周りのためにもある。
私から始めるいい顔。
大切だなと講座でも伝えています。

観相学と緩和ケアと顎(3)@頂光ヒールエナジー

病に気と書いて病気。
と言うように
体の異常だけではなく気の持ちよう心のあり方が病状を左右する。

踏ん張る。
その場で頑張る力。
顎にはその「力」の現象が現れます。

観相学では顎の形・場所を見て力の現象を見ています。

先日ある場所で顔の何が無いと大変か。
の話が飲み会の話題で出ていました。

顔は何処も大切。
全て必要な機能がついています。

顎の話は一切出なかったのですが、
顎は大事。
飲食・呼吸・そして顔のバランス。
に繋がります。

先日10代の男の子が亡くなられた際こんな話がありました。
「下顎呼吸なく亡くなられた」
「少しは楽だったかな」
「えらかったよね。弟の前で最後までお兄ちゃんだったよね」

癌だと口の中が荒れます。
乾きます。
そして下顎が緩んだ人が多くなります。

体の状況だけでなく心のあり方。
顎の状態でその人の今のバランスもわかるのです。
顎って大事って思うのです。

「先生うちの子よりもっと大変な方が待っておられます」
「そちらを優先してください」

と私より若いだろう看護師のお母さん。

「大丈夫ですよ」
「病棟より言われてきてますからね」
「他の人の所にも行きますからね」

直立で立ち目は潤み丸く
「すみません」
言いながら顎は不安定なまま。

脛骨上の皮膚状態を見、
親子ともに何度も何度とよく頑張ったんだな。
と実感しました。

男の子は話をしている時は顔を見て話てくれ、
足を触られている際は
お母さんの方とは逆に顔を向け
耳を真っ赤にし
口を真一文字にし
頑張っていました。
私は今いろいろ頑張っているなと見ていました。

緩和ケアで行っている事は患者さんの感情に触れる事があります。
その事で自己が開示し顔が変わる・表情が変わる事が多くあります。

足元から見ていると顎や相貌が一番に目がいきます。

顎にはその人の踏ん張りの力を見ることがあります。
この時もそして最後の時も「顎」頑張り・踏ん張りしていたんだな。と。


話を残す事は
案外家族も知らない小さなドラマがあることを知り
心の整理や共感に。
家族の新たな門出と再生に。
そして癒しに繋がるといいな。
そんなふうに思うからです。