観相学とは心の動きに遡り考えた学問です(1)@頂光★ヒールエナジー

理学療法士作業療法士・看護師・セラピスト。
専門的な浮腫みのケアを更に知りたいと思う人が門を叩く場所。

日本DLM技術者会
www.ajpdlm.org

インストラクター講習初の(変わった)取り組みとして「顔」の時間を頂きました。

コミニケーションにおける顔。
観相学を通して顔の事を知ってもらう時間です。

「顔は自分の物」としての認識がある人は多いのですが、
「顔は相手の為にもある」の認識はあまりない。

顔があるから誰だかわかる。
表情があるから表現できる。
伝える力・伝わる力。
この力の強弱も顔の果たす役割は大きい。

顔はコミニケーションに影響を与えます。

私は緩和ケアで
「喋れない・見えない」状況の親や家族に
寄り添う家族さんを何人も見てきました。

その際皆さんそろっておっしゃる事。
「ああ楽なんだわ」
微かな変化を顔から読み取りおっしゃるのです。
その顔を見てご自分も楽になられるのです。

嬉しい顔。リレーするのです。

「以心伝心」
顔というその人を表すメディアをしっかり見ているからこそ出る言葉。

意識して見ている。
いつも顔を見ているから
発するものが小さい状況でも大きくキャッチできる。

常に援助する状態で構えている。
援助的コミニケーションをいつもされているからの「なせる業」だな。
と思っています。

援助的コミニケーションとは
「相手の苦しみを軽くする・和らげる」コミニケーションの事です。


顔とは不思議で「今こう言う状態」と無言で相手を説得します。

「言葉は30%の説得力があるが顔は70%の説得をする」
という無声映画にこだわったチャップリンの言葉。
こんな経験・体験があり「的を得た言葉」だなと講習会冒頭でも紹介しました。


顔は70%の説得をする。
約10年ぶりにお会いする先生のお顔を見て、
「ああ、そうだった。
色々な学校や色々な先生がいる中で、
この(顔の)先生から習いたいと思ったのだったな」と
当時門をたたいた頃の事を、
お会いし変わらないお顔を見、
話をしながら思い出していました。

日本DLM技術者会
www.ajpdlm.org
(face bookもあります)


「コミニケーションにおいて顔は影響を与える」
「無意識に意識的に人は顔を見る」
を体験してもらう。
顔の事知る事で
其々の「何かのきっかけ」にしてもらいたい。
と構成した講習会でした。